イノベーション・ファースト・インターナショナル社
本社
アメリカ合衆国テキサス州グリーンビルに拠点を置くイノベーション・ファースト・インターナショナルは、55エーカーの敷地内に本社、先進的な金属加工技術がある工場、および配送センター社を構えています。またイノベーション・ファースト・インターナショナルは、世界中に200人以上の従業員を雇用しています。
創業者
トニー・ノーマンは電気工学者であり、ボブ・ミムリッチは機械工学者です。両氏ともSTEM教育やロボティクスに情熱を抱き、問題解決プロセスにおける「正しい方法」について同じ信念を持っていることを発見しました。自分たちの会社を家のガレージから始め、やがてグローバル企業となり、イノベーション・ファーストを立ち上げました。
目標は、批判的思考者や問題解決者を育成することです。
自社のウェブサイトでは、自分たちの最大の財産は、モーターや歯車ではなく、人材であると述べています。
概要
イノベーション・ファースト・インターナショナルは、自律型移動ロボットの電子機器の製造から始まり、現在では教育および競技用ロボティクス製品の開発と製造を手掛けており、業界のリーダーシップを担っています。
イノベーションにより、シンプルかつ洗練された製品デザインを生み出すことを目的に1996年に設立されたました。
専門分野
イノベーション・ファースト・インターナショナルとその子会社(VEX Robotics, Inc.、RackSolutions, Inc.、Innovation First Labs, Inc.)は、世界最大の教育用ロボティクス競技会にコントロールシステムの設計と供給をしています。
VEX Robotics Design Systemは、創造的なロボティクスの進歩とSTEM(科学、技術、工学、数学)教育の知識を育成するために設計された教育のためのロボティクスプラットフォームです。
VEX Robotics
VEXの使命は、「今のこどもたちを明日の問題解決者として育成するため、教育者が利用する教材を作ること」です。ロボット工学を通してSTEM教育のあらゆる側面を包括し、こどもたちがロボットの構築とロボティクス競技会を通じて、難しい問題を仲間と協力し合って解くことがいかに楽しいかを学ぶ機会を作っています。
現在では、VEXは70カ国以上で使用されており、今も成長を続けています。また世界最大のロボティクス競技会としてギネス世界記録を保持しています。
VEX Roboticsの競技会
VEXは、小学校から大学生を対象としたロボティクスプログラムであり、VEXロボティクス競技会は、RECファウンデーション(Robotics Education & Competition Foundation)によって管理・運営されています。
さまざまな年齢層やスキルレベルを対象とした3つのリーグがあり、中学生および高校生向けには、VEX V5を使用するVRC(VEX ロボティクス コンペティション)、小学生および中学生向けには、VIQRC(VEX IQ ロボティクス コンペティション)、また高校生と大学生向けには、高度なロボティクスプログラムのVAIC(VEX AI コンペティション)を運営しています。
毎年、3つのリーグそれぞれで、新しいチャレンジが発表され、チームは、ロボットの設計から、構築、プログラム、および操作をする必要があります。これらのすべての領域で優れたチームは、シーズンの終わりにVEX Robotics ワールド チャンピオンシップに進むことができます。